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まだ少し早いが、夏休みは短期語学留学にチャレンジする学生も多いだろう。
普段習っている英語を実際に使う機会として、また言葉では言い表し難い「海外の雰囲気」を体験するためにもぜひ若いうちには一度海外に出てもらいたいと思う。
やはり留学あるいは海外旅行などに行く際には「よく使う表現」「お役立ち表現」というものがあるものだ。
そんな表現を海外留学、ホームステイ、旅行などでよく出会う12のシーン(本書ではエピソードと表現)別に効率よく学べるのがmpi松香フォニックスのGlobe Walker 1だ。
初版が2001年というから今から16年前の作品だが、写真はあまりなく、イラスト中心なので今も色あせない。mpiの中でもロングセラー商品なのである。
ページは見開きで完結する構成。どのページも以下のような構成から成り立つ
Brainstorming・・・ページの絵を見て知っている英語を言いながら絵を指さす。語彙の強化に!
Listening・・・別売のCD(2000円+税)を聞いて正しい情報をキャッチ!一字一句聞き漏らさない、というわけでなく内容を把握するよう努めよう。英検対策にも役立ちそう。
スキット・・・CDを聞いて会話を聞いてみよう。ペアを作ってできれば本を見ないでもスキットができるよう練習しよう。スピーキングの学習に!
発展練習・・・これまで学んだことを踏まえてリスニングやスピーキングの発展学習。
さらに海外(Globe Walker1はオーストラリア留学が前提となって書かれている)での食事の注文の注意点や、ケアンズはとても日差しが強いので、日焼け止めクリームと帽子が必須!といった実体験エピソードが日本語で書かれているのがうれしい。
ページ数は32ページと薄い本なので、旅行や留学のお供にカバンに入れてもかさばらないのがいい。
価格は750円+税
Mary Glasgow Magazinesはレベル別にタイムリーな記事を読める楽しい教材です。
真ん中のレベル TEAM 2017/April/MayのTEAM REPORTに興味深い記事が掲載されています。
ディスカッションのレッスンにも使えると思いますので、下記にて導入例をご紹介いたします。
表紙をクリックすると商品概要ページが現れます。
TEAM Report (P6-P7)
「ホームレスのための理容師」というタイトルの本文記事は、イギリスで実在する人物を取材した記事です。
記事概要
ジョシュはサロンで働くヘアドレッサー。ある日ふとしたきっかけから、ホームレスの伸びた髪の毛を無料で切ることにしました。仕事が終わった後に今では平均毎晩7人くらいのカットをするそうです。また彼の友人もカメラマンとして加わり、インスタグラムにアップをしています。ジョシュは「カットをしてあげるとそれまで下を向いていて彼らが、頭を上げて、とても自身がついたように見えるんだ。ちょっとしたことをしてあげて、誰かを変えることが出来るなんてとても素晴らしい気分になれるよ」と言います。
文章を読んだ後に英語でディスカッションをしてみよう!
例) あなたの街にはホームレスがたくさんいますか?彼らはどこで寝ているのでしょうか?
例2)あなたは彼らにお金をあげたことがありますか? なぜあげたのか?またはあげなかったのか?
読解力をチェックしよう!
下記は正しい?正しくない?(True or False)
1 Josh spends all his time cutting hair for homeless people(ジョシュはすべての時間をホームレスのカットに費やしている)
答え:False , In the day he works in a salon (間違い。日中はサロンで働いている)
2 He thinks that cutting someone's hair gives them confidence(ジョシュは散髪をしてあげることで人は自信を持てると思っている) 答え:True (正しい)
etc・・・
ライティング練習(ロールプレイ形式)
場面設定を行います
例)ティーンのホームレスが地下鉄駅の入り口で座り込んでいます。ジョシュとカメラマンがそこにやってきて、ティーンにヘアカットを申し出ます。
生徒がペアを組み、ジョシュとホームレスになって、文章を交換します。ティーンのホームレスは散髪を受けることも、拒否することもできます。彼らの持つ問題を想像しながら書いてみよう。
そしてクラスで発表を行います。
ファクト・ファイル
2015年の政府の調べによると、16,000もの若いホームレス(16歳から24歳)がイギリスにはいる。
しかしこれは公式発表であって、実際にはその8倍の136,000人はいるのではないか、という報告もある。